東京近郊以外からでも「濃い授業」を受講可能に
国語専門塾 鶏鳴学園は、単に国語の点数を上げることを目的としているわけではない。国語力とは「人間の生きる力そのもの」という理念のもと、全国の学校教育で導入が進む「アクティブ・ラーニング」を1989年の設立以来体現してきた。少人数のゼミ形式で行われる授業は、全員が作文を書いて持ち寄りディベートを行うなど、参加型であることが最大の特徴。そのため、単に一方的に配信できるオンデマンドWeb授業では、地理的な壁を越えられないことから、「V-CUBE ミーティング」によるリアルタイムでのWeb授業を選択した。
従来のWeb授業が抱えていた課題
参加型授業に適していない
その場で考え方の説明を求められたり、生徒同士で意見交換が必要な授業形式は、オンデマンド配信では行えない。
聞いているだけでは主体性がない
双方向でのやり取りができないと、生徒は授業を聞いているだけで、主体性を持った学習ができない。
無料サービスは安定性に不満
Skypeなどの無料サービスでは、安定性に不安があるほか、サポートも満足ではなかった。
V-CUBE ミーティングでこう解決‼
リアルそのままの授業
通常、教室で行っている授業そのままの運用で、遠隔からの参加でも違和感なく受講できる。
事前にプリントなどの配布物をメールやFAXで送信するほかは、運用を変えずにいつも通りの授業を展開。リアルタイムの授業であるため、遠隔からの参加でも教室の他の生徒と意見交換も可能。
生徒の主体性が明確
パソコン画面を通じ、単に授業を聞いているオンデマンド授業ではないので、生徒も主体的に参加せざるをえなくなる。
いつ自分が指名されて意見を言わなければならないかわからないため、常に集中する必要がある。また、少人数制では「閉じた授業になりがち」という面もあったが、教室にいる生徒にとっても「開かれた授業」という印象を与えるメリットも。
画像も音声も安定
無料サービスにありがちな品質面での不安定さもなく、サポートも24時間365日。
音声、画像とも高品質で授業に適している。また、初期設定などで不明点などがあっても、サポートによる適切な対応を受けることができる。
V-CUBE ミーティング選定のポイントは?
「アクティブ・ラーニング」に適しているか?
リアルタイムでの「濃い授業」に、自宅にいながら参加できること。
- 教室と自宅の遠隔でありながら、教室で行われているリアルタイムの授業に参加できる。
- 高画質、高品質の音声で、生徒間での意見交換なども、モニタを通じて違和感なく行える。
授業内容を録画できるか?
欠席した生徒が後日授業の内容を確認したり、ホームページでの授業内容告知のために、Web授業を録画できること。
- 従来は、ICレコーダーで録音した音源を、欠席した生徒が聞く形で補講を行っていたが、動画による確認ができるようになる。
- Web授業の受講希望者に、実際の授業風景のサンプルとして、動画を見せることができるようになる。
サポートが24時間体制であるか?
社会人、大学生向けの講座は夜間や早朝、休日の場合もあるので、サポートが24時間体制で受けられること。
- その日ごとに異なる端末でアクセスする受講者がいるが、アクセス時の不具合などもすぐに解消できる。
- アメリカからの受講など、時差がある場合も、サポートが対応可能。
お客様の声:創立以来の「アクティブ・ラーニング」を遠隔地でも受講可能に
「生きる力としての国語」という理念と方法論をもとに鶏鳴学園がスタートしたのは1989年のことです。その後、文部科学省が「生きる力」を掲げ、全国の学校教育では「アクティブ・ラーニング」(能動的学習)の導入が拡大しつつありますが、鶏鳴学園はこれらをいち早く体現してきました。
参加型の「アクティブ・ラーニング」を行ってきた中で、7〜8年前から感じていたのは、「東京近郊の通塾可能な生徒しか受講できない」ということに対するもどかしさでした。「V-CUBE ミーティング」の機能を知ったときには、Webでも「アクティブ・ラーニング」が行えることに、ものすごい可能性を感じたものです。
2016年4月より、高校3年生を対象とした授業でWeb授業による参加も募集し、初年度は今後の拡大のための試験的な運用となっていますが、授業自体は今まで通りの内容で進められています。むしろ、これまで教室で受講していた生徒たちにとっては、Webを通じて遠隔で受講する仲間が増えたことが刺激になっています。
月に数件、Web授業に対する問い合わせがありますが、そのほとんどがオンデマンドによる授業だと思い込んでいるように、塾のWeb授業というと “一方通行のWeb配信”というイメージがあるようです。しかし、我々が目指しているのは、これまで一貫して培ってきた「アクティブ・ラーニング」を、地理的な条件を乗り越えて幅広く提供することにあるのです。